専業主婦が「働けよ」と言われる3つの理由【対処法は?】

生活

先日、こんなお悩み相談をうけました。

まわりから「専業主婦?そろそろ働かないの?家にずっといて何してるの?」
そう言われ、働くべきか悩んでいます……

結論から言うと
心身ともに無理のない程度に、「扶養内」で働くのがおすすめ!

というのも、専業主婦をやめて働くことで
大きな4つのメリットがあるからです!

  • 収入源が増える
  • お金の大切さがわかる
  • 大人と話す機会が増える
  • パートナーが家事を手伝ってくれる

と、いいことづくしです。
しかし、共働きによる気をつけたいデメリットもあります。

専業主婦が、「働けよ!」と言われ、本当に働くべきなのか考察してみました。

節子
節子

自分が働くことで、自分や家族にとってどんなメリット・デメリットがあるのか一緒に考えていきましょう!

なぜ?専業主婦が働けよと言われる3つの理由

専業主婦が自ら
「働こうかな?」と考えるならまだしも
なぜ、まわりから「働けよ」「働かないの?」と言われてしまうのか……

どんな状況で、誰から言われるのか。
そして「働けよ」という人の理由には、こんな点が挙げられます。

  • 家計が苦しい
  • 羨ましいと思われている
  • 子供が手のかからない年齢になった

上記3つの理由を詳しく解説します。

旦那の給料だけでは足りない

旦那の給料だけでは足りない

パートナーである旦那さまから
「働かないの?」と言われる場合は

自分だけの稼ぎではやっていけない。
家計を助けてほしい。

と思う気持ちがあるからです。

しかし多くの旦那さまは
「俺の給料だけじゃ足りないから……」
なんて、口が裂けても言えないのではないでしょうか。

節子
節子

専業主婦でいたいのに働かなければならないという状況 = 旦那さまの給料だけでは生活が苦しい、という場合が考えられます。

「専業主婦」であることが羨ましい

旦那さま以外の人から「専業主婦なんだ」「働かないの?」と言われる場合は、
その人があなたのことを、羨ましいと思っている可能性があります。

今はSNSが流行り、きれいな瞬間が切り取られ
理想的な暮らしに見えます。
どんなに素敵に見えても、現実では色々あったりしますよね……

家も片付いていて、食卓も豪華で……
なんだかいつも楽しそう。

そんなふうにきれいに切り取られた部分だけを見て
「人の生活が羨ましく思える」人も中にはいます。
自分や自分の家庭と比較して
「働かなくてもいいなんてズルい」と感じて
言うのが「働かないの?」です。

隣の芝生は青い、なんて言葉がありますが
まさにそれです。

「働かないの?」などの言葉は気にしないようしましょう。
家庭がある分だけ、生活も十人十色。
自分が「幸せだな、楽しいな」と思える人といた方が
有意義な時間を過ごせます。

子どもが大きくなった

子どもが大きくなった

子どもがいて専業主婦である場合、
子どもも大きくなり入園・入学も一段落した頃
少しずつ手もかからなくなり、時間に余裕が生まれます。

旦那さんが共働きの家庭で育ったのなら
「そろそろ働かないの?」と言うこともあるでしょう。
旦那さんにとっては、それが普通の感覚なのです。

人は、自分が育った環境が普通だと判断しがちなので
旦那さんは「専業主婦?子どもも大きくなったし、もう、働けるよね?」
と、考える場合が多いように思います。

一方、自分自身が「専業主婦」の母親を見て育った場合に
旦那さんと自分の、考え方・価値観の違いが生まれます。

子どもが大きくなって、手がかからなくなってきたからと言って
急にお仕事を始めるのは、

事が疎かになるかも?
旦那さんは家事・育児を手伝ってくれるのか?

などの不安もありますよね。
仕事疲れによって、自炊もままならなくなる可能性もあります。
家をきれいに保つことだって、難しくなります。

節子
節子

家事・育児・仕事を両立できるかはパートナーの協力次第……と言っても過言ではないはず。

専業主婦が働く4つのメリット

専業主婦をやめて、働きに出ることで
嬉しいメリットもあります!
収入が増えるだけでなく
「大人との会話が増える」ことも、心の栄養には大切です。

専業主婦だと、どうしても外に出る機会が減ってしまうので
「大人との会話」が減りがちです。
働きに出て、職場の人やお客さま(接客関係なら)と会話をすることで
また違った気分になれるものです。

専業主婦が働くことによる4つのメリットをご紹介します!

共働きで世帯あたりの収入が増える

共働きで世帯あたりの収入が増える

当たり前ですが、専業主婦だった自分が働くと
収入源が増えます。

経済的な余裕が生まれることは
家庭内の雰囲気も明るくなり、
自然とポジティブな会話も生まれます。

逆に経済的な余裕がないと
ネガティブ思考になりがちで、
家庭内も暗くなってしまいます。

専業主婦が働くことで
将来に向けての資金を、計画的に貯金することもできます。
「自分の家がほしい」
「子どもの大学費用にあてたい」
「家族でディズニーランドに行きたい」

など、夢を叶えるために
少しでも多く貯蓄したい!と思う方は多いのではないでしょうか。

節子
節子

経済的余裕が生まれることで、できることが増えます。

収入を得ることでお金の大切さがわかる

「自分で稼いだお金」を得ることで
お金の大切さが身にしみてわかるようになります。

ちょっと買っちゃおうかな?
安いから今が買いだよね!

という、「買わなくて良いもの」を買ってしまった……
そんな経験はありませんか?

ところがどっこい、自分がいざ働いてみると
どんなに安いものでも
「本当に必要か?買うべきなのか?」を
しっかりと考えられるようになります。

大変な思いをして、汗水たらして稼いだお金……
無駄になる買い物はしたくない!という思いが
とても強くなるはず。

自分も働いてみることで
旦那さんへの「ありがとう」と思う気持ちが強くなるだけでなく
無駄な買い物も減るかもしれません。

大人と会話ができる

大人と会話ができる

専業主婦は、働いている人と比べて
どうしても外に出る機会が減ってしまいます。

もともと会っていた友人も
結婚により疎遠になりがちで
話すことのできる相手が、どんどん減ってしまいます。

「大人との会話」が減るので
心に「疎外感」を感じていませんか?

少しでも外に出て働いてみることで
大人との会話が増えます。
ちょっとした他愛もない話ができるように。

「疎外感がある」
「家族以外と話したい」
「つながりが欲しい」

と、少しでも感じることがあるなら
あなたにとって「働く」ということは
とても大きなメリットと言えます。

夫婦で協力して家事・育児をしやすい

専業主婦でいると、
「家にいるんだから家事も育児も頑張(ってほしい)らなきゃ」
と、思い思われ……

自分のペースで家事をできるとはいえ
「毎日」となると、「辛い」と思うことも。

そして、子どもがいる場合は
家事に加え、育児もこなさなければなりません。

家事や育児は立派な仕事です。
しかし目に見えない仕事に対して、
報酬も終わりもありません。

専業主婦だという理由で
「家事も育児も一人でできるよね?家にいるんだから」
という風潮もありますよね……
頼りたい、と感じていても
なかなか言い出せない……なんてことはありませんか?

専業主婦をやめて、働きに出ることで
「私も働いてる、だから家事・育児を分担しよう!」
と、主張しやすくなります。

専業主婦が働く4つのデメリット

専業主婦が働く4つのデメリット

専業主婦をやめて、働きに出ることで
大きなデメリットもあります。

「収入が増えるから、家計の足しにしたいから……」と、働いたものの
家事に育児に仕事、思ってたよりも大変で
手がつけられなくなった……なんてこともあります。

パートナーがどれくらい家事・育児を手伝ってくれるのかが、鍵と言えそうです。

専業主婦が働くことによる4つのデメリットをご紹介します!

子どもと関わる時間が減る

この瞬間しか見れない子どもの顔……

専業主婦をやめて働きに出ることで
今までよりも確実に子どもと関わる時間が減ってしまいます。

中高生ともなってしまえば
子どもは、友達同士での付き合いも増えて
親との関わりが自然と減ってしまいます。

それまでの間は、成長を間近で見ていたい・感じたい!
できるだけ長く一緒にいたい……!
と思う親も多いはず。

そう考える親にとって、
「子どもと関わる時間が減る」というデメリットは
大打撃かもしれません。

税金が増えてしまう

せっかく貯蓄・生活を豊かにをしようと働きに出たものの
「税金が高すぎる!!!」となってしまっては本末転倒です。

  • 年収98万円を超える場合
    • 住民税の負担
  • 年収103万円を超える場合
    • 住民税の負担
    • 所得税の負担
    • 復興所得税の負担
  • 年収106万円を超える場合
    • 住民税の負担
    • 所得税の負担
    • 復興所得税の負担
    • 働く会社によっては社会保険に加入
  • 年収130万円を超える場合
    • 住民税の負担
    • 所得税の負担
    • 復興所得税の負担
    • 社会保険に必ず加入

参考サイト: 国税庁「家族と税

パートナーの年収にもよりますが
働くことで、負担すべき税金が増えてしまいます。

  • 社会保険に加入している従業員が100名以上
  • 雇用期間2ヶ月以上の見込みがある

そして2022年の10月からは
今までの、社会保険加入条件に加え
上記の条件もプラスされます。

家事が疎かになる

家事・育児・仕事のトリプルパンチで
今までできていた家事ができなくなる可能性があります。

働き方によっては
家事に時間をかけられなくなることも。

家事に手をかけられなくなることで

  • 家が汚くなってしまった
  • 自炊が難しくなった
  • スーパーの惣菜やコンビニを使うことが増えた

と、収入以上に出費や負担がかかる場合もあります。
パートナーが家事に協力的でない場合は
無理に働くのはやめておいたほうがいいかもしれません。

しっかりと夫婦で話し合い
どうしていくことが最善なのか話し合ってみましょう。

心身ともに疲れる

「働く」ということは簡単なことではありません。
慣れない仕事で疲弊し
パートナーや子どもに影響してしまうことも。

家事・育児・仕事のすべてを頑張ろうと奮闘し、働いた結果……
心身ともに疲れてしまいます。

最悪の場合は、疲労・過労による病気になってしまうこともあります。

家族みんなが元気で健康なことが
一番の節約になりますし、心も安定します。

専業主婦が働くことに関する口コミを調査

十人十色、色々な考え方がありますが

パートナーが働くことに協力的で
家事も育児も同じように頑張ってくれるならば
久しぶりに外へ出て「働きたい!」と思えそうです。

働きに出ることで
今までできていた家事もできなくなるわけですから
お互い気持ちに寄り添って、
協力し、支え合いたいですね。

結局、専業主婦VS働くママ どっちがおすすめ?

家庭環境や、パートナーの年収にもよりますが

結論

心身ともに無理のない程度、「扶養内」で働くのがおすすめ!

「扶養内」の範囲もさまざまなので
どの扶養内が一番お得なのか考える必要があります。

こんな人は「専業主婦」がおすすめ

旦那さんの給料だけで節約しながらやりくりができる・得意な人は
そのまま専業主婦を続けることがおすすめ
です。
地域の活動に参加する時間も確保しやすいです。

  • 家事を完璧にこなしたい
  • 自治体やPTA活動を積極的にやりたい
  • 旦那さんの給料だけで生活&貯金できる
  • 家にいる時間が長いほうが心が穏やか
  • 子どもが小さく託児所を利用しなければならない

こんな人は「共働き(扶養内で働く)」がおすすめ

将来のための貯蓄を増やしたい・旦那さんが家事や育児に協力的な人は
共働きがおすすめです。
子どもの大学資金・夢のマイホームを建てるなど
必要なお金を少しでも貯めることで、心の余裕が生まれます

  • お金に余裕がない
  • 大人と会話がしたい
  • 貯蓄を増やしたい
  • パートナーが家事・育児に協力的

考えたくはありませんが
「離婚」をしたい……と考えるようになった時
専業主婦は不利であることも事実です。

そのことも踏まえ、将来何かあったときの為に
「専業主婦を卒業する」という選択も視野に入れてみましょう。

専業主婦を続ける場合は
「専業主婦の間に資格の勉強をしておく」
といったスキルアップにつながる勉強もおすすめです。

専業主婦は働くべきなの? まとめ

結論

心身ともに問題がないのなら、「扶養内」で働くのがおすすめ!

家事も育児も手が回らなくなって、家の中も汚い……
という状況ならば、専業主婦を続ける方が合っているのかもしれません。

お金を貯めるために働くつもりが、
働きに出たことで

  • 保育所や託児所の利用額が高い
  • 心身ともに疲れて家事も育児もできない
  • 外食が多くなった
  • 家の中が汚くなった
  • コンビニに行くようになった
  • 税金が高くなった

と、自分の給料以上に出費がかさむ場合もあります。

専業主婦を続けることで、

  • 食費の節約(自炊)
  • アイロンがけ
  • きれいな状態の家を保つ

など、働き始めるとなかなかできない家事もこなせます。

節子
節子

生活費の節約や子供と過ごす時間が長いのは専業主婦のメリット!

仕事を始めようかな?と思ったときは、
家事や育児、そして心身ともに支障がないのなら
「扶養内」で働くことをおすすめします!

節子
節子

配偶者控除・扶養控除など、節税を意識した範囲で働くのもいいですね。

専業主婦を続ける場合には
もし何かあった時のために
資格の勉強をしておくこともおすすめです。

  • 専業主婦
  • 共働き
節子
節子

両方のメリット・デメリットを検討してみてくださいね。

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